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同一待遇論は本当に問題となっているのか |
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パートタイム労働法8条は、通常の労働者と同視すべき短時間労働者に対する差別的取扱の禁止を定めるが、平成21年度に同条違反で是正指導が行われた件数は7件で、問題となる件数は少ないと考えられます。 |
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期間更新を重ねるとパートタイム労働法8条2項の適用対象となるのか |
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労働契約の締結時に更新判断の基準を示し、契約期間が満了する前に労働者と面談を行うなどして、基準に則った更新判断を行っている場合、期間の定めのある労働契約が期間の定めのない労働契約に転化する、ないし、実質期間の定めのない者と評価されるとは考えられず、更新が重ねられてことのみを理由として期間の定めのない労働契約と同視されることはないといえ、同条の適用対象とはなりません。また、その他、職務の内容(業務の内容や責任)や人事異動の適用・範囲などが通常の労働者と異なるのであれば、同条の適用対象とはなりません。 |
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パートタイム労働法8条に違反した場合の処分は? |
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同法8条に違反した場合、当道府県労働局長の助言・指導・勧告の対象となるが、その他の刑罰等の対象とはなりません。 |
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